top of page
執筆者の写真Thomas

ビーニーの選び方:種類・素材・被り方


今回は、ビーニーの選び方について種類、生地、ディティール、髪型などのポイントを押さえてご紹介します。


帽子は秋になるとよく見かけるアイテムですよね。帽子の起源をたどると、古代ローマの自由民がかぶっていたフリギア帽に行き着くそう。そして、フランス革命で自由の象徴として取り入れられました。また、アメリカ国会議事堂に飾られた絵画にも描かれています。


最近では、ヒップスタームーブメントによって、ビーニーが流行しています。この流行が薄れたとしても、メリノウール、カシミア、コットン織物、フィッシャーマンスタイルなど、素材やデザインによってさまざまなスタイルで取り入れることができるアイテムです。


このガイドでは、ビーニーにはどんな種類があるのか、最適な素材は何か、どのようなディティールに着目すべきか、そして髪質に応じたビーニーの被り方などについて取り上げていきます。

 


主なビーニーの種類


子供の頃、親から「何でもいいから帽子をかぶりなさい」と言われたことがあるかもしれませが、大人になった今、さまざまな種類の帽子があることに目を向けてみてはいかがでしょう。そして、自分のスタイルを最もよくしてくれるアイテムを見つけてみてはいかがでしょうか。



定番のビーニー


まずは定番のラペル付きのビーニーから。額を囲む帯状の布をめくり上げ、耳の上半分を覆っているので保温性が高いです。


このタイプの帽子を得意とするブランドの中に、ヘイストがあります。2012年に設立されたこのブランドは、当初シャツの販売からスタートしました。現在では、紳士服やアクセサリーを仲介せずに提供するという信条を常に貫き、メンズの着こなしに関するあらゆるものを見つけることができます。


ワークウェア、カジュアル、スマートカジュアルなど、さまざまなスタイルに合います。ただ、ビーニーはドレッシーなアクセサリーではないことをお忘れずに。フォーマルな服装やビジネスシーンでは避けた方が良いでしょう。



フィッシャーマンズキャップ


フィッシャーマンキャップは、漁師や港湾労働者に人気のある帽子です。頭のかなり高い位置で被り、深さはあまりありません。そのため、耳を覆うか覆わないかという程度です。主にスタイルにアクセントを加えるためのもので、気温が低い際には、保温性の点で欠けてしまいます。ルックス的には、やはりワークウェア、カジュアル、スマートカジュアルに合いますね。



バギービニー


自由自在に形を変えることのできるビーニーです。無理なく耳を覆うことができます。一般に、このタイプの帽子は折り返し部分がないため、カジュアルスタイルに合います。



ポンポン帽子


このタイプの帽子は、目につきやすく独創的なものの一つです。ポンポン帽子は子供だけでなく、スタイルにオリジナリティと楽しさをプラスしてくれます。歴史的には、ポンポンの起源は海軍にあるそうです。船乗りたちは、ぶつかったときに頭を守るために帽子につけていたとのこと。


クリスマスツリーのようにならないように、キャップは無地のものを選び、他の部分はシンプルにまとめましょう。



ハイカップ


これは、最近のトレンドです。クラシックビーニーとバギービーニーをミックスしたようなデザインで、カットは比較的タイトですが、折り返しができる程度の余裕があります。バギービーニーのようなリラックス感があり、さらっとカジュアルに被れるデザインです。




帽子の生地は?


帽子を選ぶ際には、まず生地に着目してみましょう。これによって、着用する時期が大体決まります。春、秋、冬で同じ素材を選ぶことはあまりないですから。



春と秋のような季節なら、通気性と保温性の良いコットン生地が理想的です。そして、気温が下がれば、より暖かく、耐水性のあるメリノウールが最適です。また、極寒の時期には、カシミヤがあれば安心ですね。


また、合成繊維の帽子という選択肢もあります。ウールに比べて保温性や通気性は劣りますが、シワになりにくく、乾きが早いという利点があります。



帽子に付属するオプション


帽子は車と同じで、ニーズに応じてオプションを追加していくことができます。


ラペル:クラシックなビーニーには大体付いていて、バギービニーのようなものには一般的に付いていません。帽子がより頭にフィットするようにデザインされたビーニーに付いています。


リバーシブル:裏返すと別の色や柄が見えるリバーシブルタイプもあります。気分でデザインを変えたい方におすすめです。


メッシュサイズ:製法によってメッシュが大きいものと小さいものがあります。小さいものはより控えめですが、大きいメッシュ地はルックに質感を加えます。目につきやすいダブルメッシュのものもありますよ。


イヤーマフ:一般的ではありませんが、イヤーマフ付きのものもあります。シェルパハットのようなもので、耳を暖かくしてくれます。


裏地:裏地が付いたビーニーは、暖かく快適に被ることができます。



髪質に合わせた帽子のかぶり方


帽子のかぶり方で最も重要なのは、ヘアスタイルです。髪が長いか短いか、巻き髪かそうでないかによって、被り方をアレンジしてみましょう。



ロングヘアで


髪の長い人は、折り返しのない(または細い)キャップを選び、額の高い位置でかぶるのがおすすめです。髪をまとめるのは避けて、サイドに分けると良いでしょう。


クラシックなものやバギービーニーなどデザインがよく、タイトなデザインのものは避けた方がよいでしょう。



巻き髪、ミディアムヘアーの方


巻き髪(またはミディアムレングス)の方は、タイトで細いビーニーは避けてください。というのも、髪のボリュームが出過ぎるので、仕上がりのバランスがよくなくなってしまうのです。そのため、バギービーニーや高めの位置で被るスタイルのビーニーなどを選ぶとよいでしょう。髪が完全にぺしゃんこになるのを防いでくれます。


また、すべての髪を布の下に隠すことは避け、髪を少し出すようにして被るとスタイルがよく見えますよ。



ショートヘアで


髪が短い(あるいは全くない)人は、フィッシャーマンズ・カップのような、ややタイトなカップを選ぶとよいでしょう。そうすることで、オーバーサイズの帽子にはない、バランスのとれたスタイルになります。


ビーニーにも様々なものがあり、それにより、おすすめの被り方や服装の合わせ方があることを知る機会になりましたか?

また、髪型によって似合うビーニーが異なったり、被り方に違いがあるので、ぜひ参考にしていただければと思います。


 

Follow Thomas



Comments


酒類販売管理者標識 (2).png
bottom of page